紛失物担当のネ申
以前、こんなことがありました。 娘をインドダンスのお教室にお迎えに行き、彼女を待っていた時、下の子がふざけて私に飛びついてきて、その際にピアスを落としてしまいました。 めちゃくちゃ大事にしてたピアス。気づいてすぐにあたりを探したのですが、見つからない。。。 えー!!今さっきまさにここで落ちたはずのに、ない!!!ない!!!ないよ!!!?! 困っていると、12歳くらいの女の子が私の前に来て、「あなた、何かを探していて見つからないのね。コーラガッジャに祈ってお願いしなくっちゃ。この呪文を私の後に続いて唱えて」と言うのです。私は、何が何だかわからぬまま、その子に続いてモニョモニョ、、、と真似してとなえてみました。 その瞬間に、あたりにいた大人たち13人くらいが、いきなりバッと魔法にかかったかのように立ち上がり、ピアスを探し始めてたのです。 けれど、探せど探せど、それでも見つかりません。 すると一人の女性が私に近づいてきて言いました。「もう既に見つかっているわ。あなた、ちょっとこっちの部屋に来て、服の中見てご覧なさい」と言います。 もう既に、って、そんなハズないって。と思いながら、言われた通りに服を脱いでみると、なんとブラの中になぜかピアスが。え???なんで???えっ??? その時着ていた服はインドクルタと呼ばれる服で、首まわりは狭く、どう考えても服の中にピアスが入るのは難しい作りです。どうやってここにピアスが入ったんだろう。。。 不思議に思っていると、 「はい。30ルピー(42円くらい)渡して」と別の女性が近づいてきて私に言います。え?何?何ですか?と尋ねると、「探し物が見つかったらすぐにお礼参りしないと。私さ、家近所だから代わりに行ってあげるわ」と言うのです。 お礼って、何をするの???もう謎すぎます。聞くと、お酒(小さなボトルでOK)と、チャックリ(インドの揚げ菓子。毎度歯が折れるんじゃないかと心配になる硬さ)、スイートパン(という葉っぱで包まれたいろんなミント類が中に詰まっているインドで食後に噛むやつ。消化を促してくれる)そしてちょっとのお金をお供えするのだそうな。
おっちゃんネ申様
【コーラガッジャ】は、カルナータカ州とケララ州の境目付近のアラビア海側、ここの街一帯で、カンナダ語とトゥル語話者にのみ崇拝される土着の神様なのだそうです。「アッジャ=おっちゃん。」おっさん神様。そう思うと、わざわざ下着の中に無くなったものを戻し入れてくれたとことか、なんか納得ですよね(笑)



やさいいろ、インドのラボにて現在の予約分が作られ日本へ船の到着待ち状態です!日本国内で個別包装されてから皆様のもとへ発送されます。ご予約されたみなさま、お待ちくださりありがとうございます!またお知らせします!
リンク
Comment on facebook