普通のコットンで作られたTシャツ、あなたのクローゼットにも1枚はあると思います。もしかしたら、毎日Tシャツ着てるよ、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。
ところで、そんな身近にあるTシャツ1枚あたりに、どのくらいの農薬が使われているか、ご存知ですか?
今回は、実際に使われている農薬量のリアルな数字をお伝えしたいと思います。
『オーガニックコットン』という名前や存在を知らない方は、普通のコットンで作られたお洋服にどのくらいの農薬が使われたかなんて考えもしないと思います。
ですが、世界の農薬使用量のうち、最も多い量を占めているのが、実はこのコットン農家なのです。
コットンといえば、白いわた。アメリカのように広大な土地で栽培される場合、種は防虫処理を施され、土地には化学肥料、防カビ剤、防菌剤。空からは軽飛行機で除草剤と殺虫剤を撒きます。大規模農園ですからすべて機械化。収穫も刈り取り機でうまく刈り取るために、成長が遅ければ成長促進剤、成長が早く、他より伸びすぎてしまう場合は成長抑制剤、さらに収穫時に葉っぱや茎が青かったら、せっかくの白いコットンに色がついてしまう!一刻も早く収穫してお金と換金したい、ということで枯れ葉剤
もうメチャクチャです。
これは、アメリカだけでなく、中国、インド、アフリカ、パキスタン、ペルー、世界各地の綿花栽培で行われていることです。もちろん農薬ですから、体に無害ではありません。アメリカにあるオーガニックコットンを普及する団体、Orovill Sustainable Cotton Projectによると、
世界のコットン畑では、世界の殺虫剤の使用量の25%が畑に撒かれている。
世界のコットン畑では、防菌剤、除菌剤使用量の10%が撒かれている。
1キロの綿花を収穫するのに5キロの農薬が使われている。
では、大人用Tシャツ、1枚あたりに使われる農薬量は、どのくらいでしょうか。
1枚を450グラムとすると、、、、なんと150グラムもの農薬が使われています!
お洋服は、洗って着るものですが、、、、本当に何の害もないのか、ちょっと心配になりますよね。もちろん綿花栽培に従事される農家の方の健康被害や、地球の環境汚染という点も。。。
私たちは、たくさんの人に、オーガニックコットンの存在を知ってもらい、それを手にしていただくことで、少しずつでも、オーガニックコットンの栽培比率を増やしていき、地球環境や、労働環境を変えたいと思っています。
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