オーガニックコットンを何で染める?ラボのみなさんとの出会い2の、続きのお話です。ラダさんは、一通り染テストを行った後、私にぜひ見てもらいたいところがあると言いました。手織り工房です。織り工場と、契約を結んだわけではないけれど、でもここまで何度も親身にサンプル作成をしてくれて、やっと布が上がった今の時点では、私は織工場を別に移すことはできないし、しないよ?と念を押した上で、出かけまし

色を作る話の続きです。実はビビくんと会った時、同時に他の人とも連絡を取っていました。二股です。その人はラダクリシュナンさんと言います。(以下ラダさん)ラダさんは、オーガニックコットンの農家さんであるラッチュさん(彼も名前が長いので略します)のジンニング(綿を人の手と機械によってふわっとさせてゴミとって圧縮する工程です)の工場にお邪魔した時に、ラッチュさんが気を利

ティルプールに行ってきました。ここは、過去3年間、毎週末通った街です。ある縫製工場と、何度も打ち合わせをし、何度も耐え、そして、何度も裏切られ、嫌な思い出しかできなかったティルプール。(その問題は今も解決していないどころか最高裁の順番待ちになっていますが(笑)、その話はまた今度)この日の私は、ついに手に入れた布サンプルと共に、次の工程である染

世界最高品質のオーガニックコットンに出会うまでの話 2の途中に書いた、ミル工場の写真をシェアしたいと思います。ジン工場から運ばれてきたコットンです。まずこの機械にオーガニックコットンが入ります。後ろ側はこんな感じ。そしてその先には、この機械。よーく見ると、ローラー部分に、細かい櫛の歯があり、毛並みを整えています。ここでざっくり平たく伸ばされ、

ポラチは、南インド、タミルナドゥ州のコインバトールから、車でさらに1時間くらい南下した場所にある、本当に物静かな農業エリアです。この日私たちは農家のボスの工場を訪れました。まず見学したのはジン工場。ジンニングと言って、収穫した後のコットンを、まずは人の手により丁寧にゴミを取り去り、良いものと悪いもので分けていきます。そして機械の中でふんわりと回転させながら、重さや品

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